鑑賞三昧

今日は1日フルに使って、鑑賞三昧をしました。
まず、六本木にある「国立新美術館」で『モネ』展を鑑賞。
混雑が予想されたので、10時の開場と同時に入りたかったのですが40分ほど遅れて到着。その次点でもう、30分待ちの列が出来ていました。平日の午前中だからもっと空いてると思った私が甘かった…。著名なモネに加えて今話題の美術館での展示だから仕方のないことかもしれません。
やっと中に入れたと思ったら、絵の前には2重3重の人だかり…。それでも辛抱強く、じっくり鑑賞してきました。
展示作品は約100点あるというだけあって、見応え十分。
作品自体も結構大きいし、やはり生で見る迫力は違います。タッチや色づかいが年代ごとに変化しているのもまた楽しい。
私は個人的に風景画が好きですが、どれも色彩がとても綺麗です。モネは黒を使わずに影の部分を表現していますが、それが明るい日差しをリアルに表現している気がします。
今回も音声案内(有料)を利用しましたが、なんとナビゲーターは小泉今日子さんでした。
 
その後、江東区にある「東京都現代美術館」へ。
そこでは『マルレーネ・デュマス』展を鑑賞。
デュマスは女性アーティストで、主に人物を描いています。こちらはモネとは正反対の黒の多い世界。ダークなんだけど格好良くて、思わず見入ってしまう作品ばかり。
館内に流れていたドキュメンタリーでのデュマスは作品と違って、快活でパワフルな印象でした。(案外そんなものなのかもしれません)
混み具合もモネとは正反対(!)で、とてもゆったり見ることができました。
 
デュマス展のチケットで常設展も見られるので、それも見てきました。特別公開として、岡本太郎の『明日の神話』を見ることが出来ます。
(この作品のみ写真撮影可)
 
テレビで放映された『明日の神話』原画発見から修復・公開までの番組を見ていたので、今回実物を見ることができてよかったです。
縦5.5m、横30mはかなりの迫力。岡本太郎はこれをたった1人で描いたそうです。
近くで見ると、骸骨部分だけ立体的になっています。
今回は絵の裏側も1部見ることが出来るので、はぎ合わせた亀裂修復のあとがよく分かりました。本当に気の遠くなるような作業だったと思います。
そして家に到着してから、車で近くのシネマへ行き、待ちに待った『スパイダーマン3』を鑑賞。
見終わった感想は、井筒監督がテレビで酷評していたのも思わず納得…という感じでした。
SFXは前にも増してすごいけれど、ストーリー的には1や2に比べて安直だったような気がします。シリーズ物は視聴者の期待が高まっていく分、誰もが納得のいく最終回を作るのは大変なのかもしれませんけど…。

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