板橋区立美術館で『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』を見ました。
昨年に引き続き、全体的に黒をベースにした暗いトーンの不気味で怖い画風のものが多く見られました。
昨年は「絵本なのにこれでいいのか?」と思った私も、自分の見方が変わったのか、それとも受賞作品のグレードが上がったのか、今年はそれをとても魅力的に感じました。
考えたら私が小学校の頃クラスで1番人気のあった絵本も暗いトーンのちょっと不気味なものでした。
(残念ながら題名が思い出せません)
子どもだからといって、明るいもの綺麗なもの可愛いものに惹かれる…というのは大人の固定観念に過ぎないのです。館内のVTRで「子どもだからといって白黒写真が嫌いだと思ったら大間違い。子どもたちは白黒写真でも想像力を働かせて楽しく遊ぶんです。だからカラー写真も白黒写真も大好きなの。」みたいなことを外国の出版社の方も言ってました。
技法的には、工夫の凝らされたコラージュや、エッチングが多く見られました。
CGも多かったのですが、一見するとCGとは分からない個性的な色やテクスチャーのものでした。
今年はかなり好みの展示内容で、いいカンフル剤となりました。
特に特別展示のアイナール・トゥルコウスキィによる鉛筆画は圧巻。必見です。
思わず彼の絵本を購入してしまいました↓
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