ミーコが我が家にやってきて今日で2ヶ月たちました。すぐにブログに載せるつもりが、ゆっくり書く時間が無かったので今日になってしまいました。
ミーコとの出会いは必然と言うか、何かのお導きを感じるものでした。
9月2日、私は展示会に必要な物を買いに街に出ていました。漠然と「こんな物があればいいなぁ」と思いながら、目についたお店に引き寄せられるようにフラッと入っていくと、正に理想通りの物が置いてある…というような事が続き、「今日は何だか不思議な日だわぁ」などと思って買い物を終えました。
バスで地元へ帰る時、ちょうど夕飯時だったので、違う路線のバスで帰宅する夫と地元の商店街で待ち合わせて食事をすることにしました。これはかなり珍しいことでした。外食する時は一度家に帰ってから行くことが多く、その際は地元の商店街を通ることは無かったからです。
商店街は夜なので殆どの店がシャッターを降ろしていました。その中の1つの加工した魚を売る店の前で「ミャアオ!ミャアオ!」と子猫の鳴く声が聞こえました。その声はダンボールなどが積まれたワゴンの下から聞こえました。周りに親猫や兄弟猫がいる様子もありません。
夕飯を食べてからまた見に来て、まだそこにいたらその時どうするか考えよう!ということになり、1時間半後くらいに戻ると、同じ場所から鳴き声が聞こえました。
通り過ぎる人が気にとめる様子も無く、車の往来もあるので1晩おいたらどうなるか分からない場所です。私達は思い切ってワゴンの下をのぞきこみました。あんな大声で鳴いてたのが信じられない位、小さな小さな子猫がそこにいました。
その時の悲しそうに怯えた、でも必死に助けを求めるような目を私は一生忘れることが出来ないでしょう。
私はすぐに引きずりだして、家へ連れて帰りました。その道中、手の中で子猫はゴロゴロいってました。
ダンボール箱にバスタオルを敷いて入れ、ピー助の缶詰めを与えたら貪るように食べました。私は母猫のいない子猫を飼った経験が無かったので、子猫を拾った経験のある人に色々親切に教えてもらいました。
ピー助は興味津々でしたが、ワクチン接種をするまでは隔離した方がいいらしいので、箱に入れたままにして次の日に獣医に連れて行くことにしました。その日は鳴き声と心配で殆ど眠れませんでした。
拾った日のミーコ↓
両手のひらに収まるほどの小ささでした。毛もボサボサ。目ヤニだらけ(←これは栄養が足りてないから)。
次の日に獣医に連れて行って体重を計ると340gしかありませんでした。この体重は生後2週間の体重らしく、少なくとも1kgにならないとワクチンは打てないということで、健康診断だけして帰りました。
その後、近くのホームセンターに行ってケージやトイレ、子猫用フードなどを買いました。
それでようやくひと安心と思いきや、その後の方が大変でした。
お腹壊して再び獣医に行くわ(←これは餌のあげ過ぎ)、ピー助が気管支炎になってまたまた獣医に行くわで本当にバタバタでした。展示会前にもう1枚絵を描こうと思ってたけど、そんなこんなでとても無理でした。
2週間の展示期間で殆ど家を空けるので心配もありましたが、せめてもの救いは乳飲み子じゃなかったことです。乳飲み子だと数時間おきにミルクをあげなくちゃいけないということで、とても家をあけるなんてことは出来ませんでした。
体重的には生後2週間だったけど、それは栄養失調だったからで、餌を食べられたってことは生後1ヶ月くらい経ってたんだと思います。
あれから、2ヶ月。10月の頭に1回目のワクチンも無事に終え、1日のほとんどはケージから出ています。危惧したピー助は威嚇することも縄張りを主張することもイジケることもなく、遊んだりじゃれあったりして仲良く暮らしています。
ミーコという名前は最初に獣医に連れて行った時にペットの名前を書かなくちゃならなくて、とっさに決めた名前でした。あまりにも単純な名前だったので、仮名のつもりでしたが、結局キャラ的に「ミーコ」が1番合ってたのでそのままそれで落ち着いちゃいました。
今時、街で子猫を拾うことがあろうとは夢にも思いませんでしたが、年間に何十万匹も捨てられていくペットがいるなか、その貴重な命の1つを救うことが出来たことはとても良かったと思います。
家に来て18日目↓
家に来て1ヶ月↓やっと体重1kg。
ピー助のハウスをぶん取り中↓
貴重な2ショットの寝姿↓数分後にはじゃれ合って決裂。
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