『進める荒井良二のいろいろ展』と送別会

一昨日、早起きして世田谷文学館で今日まで開催中の『進める荒井良二のいろいろ展』を見に行きました。

荒井さんの絵はとっても自由。でもそれはこどもの描く自由とは違い、深い苦悩と膨大なスケッチの元に生まれた自由。
荒井さん曰く「宿命の敵=おとなの自分」。
だからワークショップでこどもの作品と接し、「こどもビームをあびる」ことが大事なのだとか。
おとなだからこそいろいろなものが付随してきて、おとなだからこそ好き勝手なことができるわけじゃなくて。
その均衡を保ちながらこどもの感性を出す。並大抵のことじゃないなと思いました。
今回初めて原画を拝見したけど、原色ギラギラと思ってたらそうじゃなかった。むしろ暗い色が多くてそれが鮮やかな色を引き立ててた。色の使い方にも長い歴史というか凄味を感じた。

家に帰って掃除をしてから、英会話の先生の送別会へ。皆で鍋を囲みながらワイワイと飲む。


(撮ったら湯気で曇ってしまいました)

彼は2年の滞在期間を終えてイギリスに帰国する。日本は大好きだけど、このままではキャリアを積むことができないので帰るそうだ。残念だけど仕方ない。
帰国する前にタイやラオスなどのアジアを旅して回るというので、そこで着てほしいと思って皆で餞別にジャパニーズテイストのTシャツをあげた。龍とか桜とか鯉とかの刺繍が入ったゴツイやつ。
日本人が着ると「あちゃ~」となりがちだけど、今時な若者でしかもイギリス人の彼なら上手く着こなせそうだ。

最後は皆で明るく「Keep in touch!」と言ってバイバイ。また会えると良いね。

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