昨日は早起きして国立新美術館の『ゴッホ展』へ。
やはりここもすべてゴッホ作品ではなくて、関連のある人のも結構展示されていた。
でも思ったよりゴッホ率は高かったかな。
実に様々なタッチや技法が見れた。ゴッホといえばコレ、というような、うねったタッチのものは案外少なかったように思う。
今まで見たことのなかった作品や、初期の頃の油彩や素描もあって興味深かった。私は素描に少しだけ色づけしたものがいいなと思った。
「アルルの寝室」の色合いもキレイでよかった。
そしてそれを忠実に再現した部屋が面白かった。
ただ、部屋と原画が少し離れているので見比べづらいのが残念。隣に配すればよかったのに、と思う。
私は今までゴッホがあまり好きではなかった。
弟テオに甘えっぱなしだったとか、ゴーギャンとの不仲とか耳切り事件とか自殺とか、激しくエキセントリックな人物像、苦悩が感じられる絵。
でも最近、耳切りも、死も、他人によるものという説があるのを聞いた。
確かにこういう人物だったという先入観があると、必然的に絵もそういう風に見えてくるもの。
今回はなるべくフラットな気持ちで見てみようと思った。
はたして、彼は本当にそんなイカれた男だったのか、と思った。
確かに苛立ったようなタッチだったり、暗い絵も多い。でもイコール、彼もそんな男だったとは言い切れない。
テオへの手紙への文面から見ても、自然や人間や芸術を愛したただの優しい男だったのではないか、と思う。
一旦、帰宅して、夕方再び六本木へ。
なぜなら、映画『ロビン・フッド』のジャパンプレミアに当たったから!
朝、美術館に行く前に座席指定席券と引き換えたら、なんと前から3列目!
宇宙船みたいなカッコいいロビーを通っていそいそと会場へ。
会場には招待された芸能人も。さすがジャパンプレミア!
そして待つこと約30分。
やってきました生・ラッセルクロウ!共演のケヴィン・デュランドも。
ラッセル、全然興味なかったけど、本物を目の前にミーハー魂に火がついてテンションUP!
映画よりロン毛&ふっくらして貫録十分。低い声が渋くてカッコいい。
『ロビン・フッド』、スクリーンが大きいから、3列目だと画面を追うのも字幕読むのも最初は大変だったけど、慣れたら臨場感タップリで高い所とか空撮シーンでは背中がゾクッとなった。
スピーディで迫力満点。最後まで飽きさせずに引き込む。
いつの時代もどこの国でも戦う男の人は大変って思った。ケイト・ブランシェットはクラシックな顔をしているから、こういう映画にとても合っている。
ストーリー自体は使い古された感じだったけど、大画面ならではのスケール感で魅力倍増。面白かった。
配られたブック。
「え?パンフレットじゃないの?」と思うほどツルッツルの高級な紙で作られている。しかもB4くらいの大きさ。
さすがハリウッド超大作、お金かかってるぅ~!
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