最近見た展示

10日(金)
埼玉県立近代美術館『アンドリュー・ワイエス展』へ。
101210_1546
今回は「丸沼芸術の森」が所有するオルソン・ハウスシリーズを中心とした展示。
(オルソン・ハウスは《クリスティーナの世界》のモデルとなったクリスティーナと弟のアルヴァロが住んでいた家でワイエスは約30年にわたり、この家と兄弟を描き続けた)
まず入って、ワイエスが初めて描いたオルソン・ハウスの絵に胸をガッと掴まれた。
その後の作品も胸をしめつけ続ける。
なぜなのだろう。
色なのかモチーフなのか。
裕福でない生活。厳寒の冬。無骨な兄弟。
幸せいっぱいでないところにリアリティと生命力を感じるからか。
とにかく好きだ。
色もモチーフも繊細さと大胆さの入り混じったタッチも好きだ。
何を描くか…というのはやっぱり大事。
1つのモノをずっと描き続けた姿勢も、1つのモノを描くのにたくさんの習作を描いた姿勢も見習いたい。
もう新作を見られないのは悲しいけど、いつかアメリカでたくさんの原画を見たい。
図録。作品集のように高級感があって素敵。紙質もイイ。
101216_2349
その後は、MAYAで新目さんの個展を拝見。
スッキリとしていて爽やかな色やモチーフ。淡いのにボケてない。視点も素敵。
そして、永島さんと黒田さんの2人展のオープニングへ。
幼い頃の思い出をテーマとしているけれど、2人とも全く違ってて面白かった。でも共通項はロマンチストなことかな、と思った。
パーティに出されていたサンタパンとクリスマスカラーのチップ。カワイイ。
101210_1810
14日(火)
ダズルでリンコさん、たじまさんの参加するグループ展のオープニングへ。
冬やクリスマスをテーマにした展示はキラキラしてて素敵だった。
お2人の作品も更に進化されてて、オリジナリティにあふれてていた。
こうやって他の方の作品を見ると、自分の頭の固さを痛感する。
常に柔らかく軽やかでいたい。

眠気に襲われながらもお座りしているミーコ。
101213_1452

カテゴリー: イラストレーション・アート パーマリンク