最近見たもの

2月3日(木) 『小谷元彦展 幽体の知覚』
森美術館の『小谷元彦展 幽体の知覚』へ。
この展示はテレビで紹介されててぜひ観たかった。
小谷氏は彫刻家だけれど、その枠に囚われず、様々な作品を制作・展示していた。
髪の毛で編んだドレスとか、骨をレースのように編んだ彫刻、自身の血液を混ぜたシャボン玉が壊れる映像などなど。
どれも『生と死』を感じさせる作品。
不愉快や狂気の一歩手前、ギリギリ正気を保った美しさ…という感じ。
インスパイアされる、というより「へぇーおもしろーい」と思うものばかりだった。
1つの表現方法に固執せず、大きい作品や色々な素材を使用するのはリスクも大きいだろうけど、とても楽しそう。
2月10日(木) 試写会『ヒアアフター』
ヒアアフターとは、死後の世界という意味。
でも決して怖いお話ではなかった。
死んだ人と話せる人、死んだ人のお話を聞きたい人、死後の世界を垣間見た人の共感できるお話。
クリント・イーストウッド監督らしく、丁寧に温かく作られていた。
マット・デイモンの抑えた演技もよかった。存在感タップリで理知的でセクシー。
いい映画。

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