『ふなで』
「自分にしか描けない絵ってどんな絵だろう。。。」
「私らしい絵とは…?」
「唯一無二な絵とは…?」
常に考えます。
でも頭の中で考えてても答えは出てきません。
なので、日々exercise(運動、練習)をしています。
描くことを純粋に楽しむため、
自分にしか描けない絵を見つけるため、
そして今までの自分を壊して、もう1度1から組み立てなおすために。
絵を見た方から厳しいお言葉をいただくことがあります。
その時はもちろん凹んだり悲しんだり、へそを曲げたりします。
でもずいぶん経ってから、それが本当に自分に必要なこと(欠けていたこと)だったと気付くのです。(へそを曲げる前に気付ければいいのですが…)
そしていかに自分が盲目で頭でっかちの自己陶酔型だったか…と恥ずかしくなります。
私にとって厳しい言葉は【先生】です。
褒めていただくのはもちろんうれしい事で、それが無かったら私は描き続けられないと思いますが、そのことに満足して胡坐をかき、それ以上の努力をしなくなりがちなのも事実です。
ある程度自分の目や絵に自信を持つことは大切なことですが、「絶対」などという奢りを持ってはならないという事を改めてその言葉たちは教えてくれます。
かといって他人の言うことに振り回され過ぎて自分を見失ってもいけません。
常に柔軟で客観的な目をもち、壊して創って、また壊して構築していく…。
それをバランス良くやっていくのは本当に難しいし、やっても最終地点があるかどうか分かりません。
そして最終地点を見つけることが正解かどうかも分かりません。
とにかく今は描き続けるしかないようです。