映画の感想、書いておこう、書いておこうと思ってずいぶん経ってしまった。
前にも書いたが、最近はあまり地上波を観ない。
その代わり、空いた時間はケーブルテレビの映画を観ている。
ランダムに観るので、自分では絶対チョイスしないようなものも観れていい。
そんな昨年10月から観た映画の感想を4回に分けて書きます。
『リリア 4-ever』(2002年・スェーデン)
旧ソ連の町が舞台。
実の母親に捨てられた少女・リリアの過酷な運命。
テーマが重くて胸が苦しくなる。
こんな四面楚歌の状況だったら売春だってしてしまうだろう。
親友の男の子の存在が唯一の救いだったけど、
天国でしか幸せになれない2人の最後が悲しい。
陰鬱で退廃的な旧ソ連の風景が内容によく合っていた。
この映画をイメージして描いたのがこの絵です。
『お買い物中毒な私』(2009年・米)
「プラダを着た悪魔」と対照的に、ファッションが好きで好きでたまらなくてファッション誌の編集者になりたい女の子・レベッカのお話。
うまく行きすぎな感もあるけれど、ちゃんと挫折や失敗も織り込まれてていい。
いつでも前向きで明るいレベッカに元気をもらえる。
服や部屋の色が鮮やかでとてもキレイ。
『シックセンス』(1999年・米)
もう何度も観ているけれど、よくまとまっているお話だと思う。
ハーレー君の演技力がこの映画を支えている気がする。
『ビバリーヒルズ・チワワ』(2008年・米)
これも「ありえないよー」というシーン満載だが、ディズニーらしく、大人も子どもも楽しめる感じ。
野良犬が気持ちを語ったり、新しい飼い主を探したり、最後に動物愛護を呼びかけたり、「安易に動物を捨てないで」というメッセージが込められていたのも○。
『めがね』(2007年)
与論島の景色が美しい。
タエコみたいに、ここで暮らしたら、色んな心の澱が洗い流されていくだろうなーと思う。
いつでも帰れる場所があるなんて羨ましい。
「かもめ食堂」みたいに淡々としていながら、飽きの来ない、静かに心潤わされていくような作品。
『プール』(2009年)
このシリーズの中では1番景色に心惹かれた。舞台はタイに実際にあるホテル。ぜひ1度行ってみたい。
でもストーリー的には、プール<めがね<かもめ かなー。
最期をこんなにのんびりと美しい場所で迎える菊子(もたいまさこ)さんの生き方に憧れる。
『アン・ハサウェイ 裸の天使』(2005年・米)
また変な邦題だ…。(原題は「HAVOC」)
アン扮するアリソンはお金はあるけど退屈な日々を送っている。刺激を求めて色々しちゃって、痛い目にあう…というお話。
不良に憧れてちょっと悪ぶりたい若者の気持ちはよく分かるが、それがアメリカ版になると羽目の外し方もハンパない。ドラッグだの銃だの出てきちゃって。こういうの観ると「アメリカ怖い~」と思ってしまう。
今をときめくアンが、この映画で大胆にお脱ぎになってたとは知らなかった。
スラム街のヘクトル(フレディ・ロドリゲス←カッコいい!好み!)と身分違いの恋に発展か…?!と期待したけれど、ただのワルのまま終わって残念。
そういうロマンチックなお話ではなく、若者のリアリティを見せる映画(たぶん)なのであった。
『キューティー・ブロンド/ハッピーMAX』(2003年・米)
前作は観てるので、こちらだけ。
服や小物、何でもショッキングピンクなところが好き。
こちらも「ありえない」感は満載。主人公のポジティブさ、かわいさはいいが、ちょっとダラダラしていたかなー。
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