『ミスト』(2007年・米)
面白かった。正体不明なものへの恐怖とか、密室の恐怖とか、群集心理とかをよく表していると思う。
モンスターが出てきた時点でちょっと安っぽさを感じてしまったので、最後まで正体不明の「霧」のままでも恐怖心を煽り立ててよかったのでは、と思うけど、それじゃ全く別物の話になってしまうか。
最後は絶望的だけど、リアリティを感じる。
『青い珊瑚礁』(1980年・米)
まだあどけなさの残るブルック・シールズの美しさと言ったら!
色んなことが都合よく運び過ぎてはいるが、この映画は彼女と海の美しさだけで十分なのである。
そういえば、私が新婚旅行で行ったフィジーでこの映画の舞台となった海へ行ったり、潜ったりした。
あの美しさは今でも忘れない。
しかし、彼女の裸体がボディ・ダブル(代役)だったというのは最近まで知らなかった。幼すぎたからだろうか。
海で泳ぐシーンがボカシだらけなのが興ざめである。あれやると逆に「これはエロい映画なんです!」と言ってるような気がするのは私だけか。
『ブルーラグーン』(1991年・米)
「青い珊瑚礁」の続編。前作で生まれた娘が成長して同じような道をたどるお話。
主演のミラ・ジョヴォヴィッチがパルコのCMに出たのを最初に観た時、その可愛さに度肝を抜かれたが、この映画にその衝撃はない。
ブルックに比べて男の子っぽい感じなのである。
ストーリー的にも前作の方がロマンチックでよかった。
『アンティーク~西洋骨董洋菓子店』(2008年・韓)
観たかったので、うれしい。
日本版ドラマより原作に忠実で登場人物もイメージに近かった。
キム・ジェイク、ドラマ「コーヒープリンス1号店」でも素敵だったけど、ここでも素敵ー。
『食堂かたつむり』(2010年)
カラフルなアニメーションがファンタジーさを演出し過ぎている気もするけれど、心をこめて作られたおいしいお料理は人を幸福にするよねーというところに共感。食べ物への感謝の気持ちも表れていてよかった。
お店のインテリアがすごくかわいい。そしてここでも余貴美子がイイ。
『告白』(2010年)
あのボリュームの原作をよくここまで映像化できたなーと感心。
全体的にグレイッシュな色彩とか、感情を殺して話す松たか子がいい。
思春期特有の面倒くささを演じた子役もうまかった。
現実で考えたら複雑な心境になるお話だけれど、エンターテイメントとして楽しむにはすごくいい。
『ザ・インターネット』(1995年・米)
サンドラ・ブロック扮する女性プログラマーが国家的陰謀に巻き込まれていくお話。
結構ありがちな展開ながらもハラハラ・ドキドキした。
コンピューターですべて管理されていると、自分自身を乗っ取られても証明することが出来ない、という怖さをよくあらわしている。今はこの時より更に巧みになっているだろうから尚怖い。
『シークレット ウィンドウ』(2004年・米)
途中まですごく面白かったんだけど、最後のオチがなぁ…。
「そうならないでくれ!」と思った方に行ってしまってガッカリ。
でも実際にこういうことが理由で殺人が起きることもあるだろうから、あり得ない話ではなさそうだけど。
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2008年・米、英)
レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの「タイタニック」以来の共演が話題になった作品。
男女の考え方の違いを良く表している、というか、時代(50年代)のせいもあるのか、アメリカ人の男女もこんな感じなのか、とちょっと驚くと同時に、結婚している自分が共感できる部分が結構あって(女性側)ズシリとくる。
出来れば幸せな結末になってほしかった。このような過ちを犯してはいけないよ、ということなのか。
それにしても2人の演技はうまい。
『ホリデイ』(2006年・米)
明るくてハッピー。素直に楽しめた。休暇中に家を交換する”ホーム・エクスチェンジ”、楽しそう~。
ロスの豪邸もいいけど、イギリスのお家がかわいくてとても好き。
少女マンガのようなラブストーリー、チャーミングでいい人ばかりのキャスティングもたまにはイイ。
こちらにもケイト・ウィンスレットが出てるけど「レボリューショナリー…」とはまったくの別人で、演技の幅広さを感じる。
老脚本家がしっかりと歩くシーンに思わずホロリとさせられた。
『あの日、欲望の大地で』(2008・米)
また変な邦題を…。(原題は「The Burning Plain」)
不倫していた男女、それぞれの息子と娘。
現代版「ロミオとジュリエット」と呼ぶにはあまりにも重い。
過去と未来の話が交錯しながら、だんだん1つに繋がっていく手法が面白い。(ちょっと混乱したけど)
シャーリーズ・セロンは美しいだけでなく、複雑な過去を引きずる重い役をとても巧く演じていたと思う。
『ジョー・ブラックをよろしく』(1998年・米)
有名な作品だけど、観たことなかった。長い作品だけど飽きずに楽しめる。ラストもよかった。
若かりしブラッド・ピットが美しすぎる。こんな美しい顔してたら、例え死神だとしても好きになってしまうでしょうよ。
アンソニー・ホプキンスの渋い演技が光っている。
『ザ・プラマー/恐怖の訪問者』(1980年・豪)
夫の留守中に毎日訪れる配管工。毎日図々しくやってきては、浴室を直すどころか破壊していく男に妻はだんだん追い詰められていって…。
面白かった!女の人限定だと思うけど、ヘタなホラーより怖い!配管工の見た目と行動のウザさといったら!(笑)!
そのウザさが誰にも分かってもらえない苛立ちと恐怖がよく伝わってくる。
やっぱり人間より怖い生き物なんていないわーって思った。
70年代っぽいファッションやインテリアもよかった。
『スウィート・ノーベンバー』(2001年・米)
ここにもシャーリーズ・セロン。「あの日…」とはまた違った風変わりで自由奔放な女の子・サラを演じている。
しかし、余命短いことを知りながら、それを伏せてネルソン(キアヌ・リーブス)を恋に落ちさせるのは罪だよなーと思う。悲しく美しく終わらせたかったのかもしれないが、それぞれの立場を考えると色々モヤモヤの残るラストであった。
『Dr.パルナサスの鏡』(2009年・英、カナダ)
この世界観、すごく好き。
主演のヒース・レジャーが急逝してしまったため、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが代役を務めているが、ストーリー的に自然だった。
最後がちょっと切ない。
『パコと魔法の絵本』(2008年)
ド派手なCG満載の”動く絵本”という感じで美術や衣装がとても凝っている。
(劇場版は3Dだったそうだから、さしずめ”飛び出す絵本”だったのだろう)
大物役者がイメージを覆すような役で多数登場するのが見もの。
お話的にはあまり引き込まれず。
『ララピポ』(2009年)
風俗専門のスカウトマンを演じた成宮くんははまり役。森三中の村上さんもエロくていい。
最初はテンポもよくて引き込まれたけど、途中からちょっと悲しいというか、むなしいというか「なんだかなー」という気分になった。
『40オトコの恋愛事情』(2007年・米)
またまた変な邦題だが…。(原題は「Dan In Real Life」)
結構楽しめた。恋の成就も無理のない感じで、親戚とか大家族の集まりが楽しくも面倒くさい感じもよく出ていた。
弟の恋人を奪って丸くおさまるのは、アメリカだからか、映画だからか。いや、ディズニーだからか。
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