今日観た映画

『トーク・トゥ・ハー』(2002年・スペイン)
面白い映画だった。
着眼点というか、設定が。
先の読めない感じも、ありきたりじゃなくていい。
前半はちょっとダラダラしていて退屈してしまったが、それを我慢して乗り越えてよかった。
観終わって、監督が『オール・アバウト・マイ・マザー』のペドロ・アルモドバルだと聞いて、妙に納得してしまった。
漂う空気が同じだ。
愛する女性が昏睡状態になってしまう2人の男性を描いているのだけど、言葉による余計な説明なく、シーンでグイグイ魅せて分からせていく感じがいい。
過去に行ったり、未来に行ったりする手法も。
冒頭や間に挟まれる舞踏シーンや、無声映画が良いスパイス。
看護師のベニグノのしてる事は確かにキモイんだけど、一概に責めたてる事が出来ない、と言うか、許せてしまう不思議。
愛って何なんだろうな、命って何なんだろうな、と思わせる映画だった。
それにしても、アリシア役のレオノール・ワトリングの美しさといったら!
ペネロペ・クルスといい、スペイン女優は美しい人が多いな~。
talktoher

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