台湾旅行記-2日目-

9月29日(月)
7時に目覚ましをかけたけど、2人ともそれより前に起床。でも結構グッスリ眠れたのでスッキリ。
昔は枕が変わると眠れなかったけど、最近じゃ図々しいもんで全然OKになった。
今日もお天気良さそう。
窓からは朝日が幻想的に見えた(夕陽のように見えるが)。

昨日コンビニで買った西瓜牛乳をカラスミのお店でもらった台湾の柚子(文旦)を食べながら飲む。

「西瓜に牛乳~?!」とお思いになるかもしれないが、西瓜の味が勝ってておいしいのだ!甘さもちょうどよい。
I ちゃん曰く、同じシリーズの木瓜(パパイヤ)牛乳は青臭くておいしくないんだそう。買い物に失敗しなくて助かる~
テレビではドラえもんが放映中。
「空を自由に飛びたいな~♪」

「あんあんあん、とっても大好きドラえ~もん♪」

通勤通学客に混じってMRTで龍山寺へ。

ここは、台湾きってのパワースポット。19もの神様が鎮座なさっているのだ。
まず入口を入ってすぐの売店でろうそくとお線香を購入。

左右の燭台にろうそくを供えたら、7か所の香炉にお線香を供えつつお参り。

おみくじを引く前に神様に引いていいか、三日月形の木片にたずねる。
表+表、裏+裏だとNGで、表+裏のみ引いてOK。3回まで投げて良くて、3回ともNGだと、うかがいごとを考えなおさなくてはならないそう。
1回でOKが出た!

そのあと、番号の付いたおみくじ棒を引き、再度この番号でいいか、木片を投げてたずねる。
こちらもOKが出たので、その番号=72番の引き出しからおみくじを取り出す(おみくじ代は無料)。
 
こちらが引いたおみくじ。

調べたら16段階あって「中平」は下から5番目のとのこと。
(ちなみに前回、行天宮で引いたおみくじは「上吉」で上から2番目らしい)
そのあと、月下老人という良縁の神様(男女の縁とは限らない)にも木片でおうかがいをたて、赤い糸をいただいていいか聞く。
前回は3回やってもOKが出なかったのであきらめて帰ったが、今回はOKが出たので、赤い糸をいただいた。わーい!うれしいー♪

龍山寺ではカラフルでかわいい様々なお守りを売っているのだけど、私が魅かれたのは水晶で出来たチャーム2つ。お値段もお安い。大きい方はサンキャッチャーとして窓辺に吊るした。
 
気の済むまで参拝をした後は朝食を買いに龍山寺近くの福州元祖 胡椒餅へ。
(胡椒餅は小麦粉の生地の中に胡椒や醤油などで味付けした豚挽肉と青ネギが入ったもの。ナンみたいに、窯の壁に貼り付けて焼く。)
前回食べられなかったので今回こそは!と思っていたもの。粉もの好きな私としては気になる一品。

写真: I ちゃん
ちょっと分かりにくい、雰囲気たっぷりの路地にある。ジャッキーチェンが出てきそう。

近くの公園のベンチに座ってモグモグ。

五香粉の香りが際立つお肉がゴロゴロ入ってておいしかった!
またMRTで移動して、もうひとつのパワースポット・行天宮へ。
手前のセブンイレブンで I ちゃんのお友達ご推薦のソフトクリーム・チョコ味を。

甘すぎなくておいしい~。あっという間にペロリ。
行天宮は商売の神様。こちらも大勢の参拝客でにぎわっていた。
私も商売繁盛をお祈り。
 
前回はこちらでおみくじを引いたけど、この時はどうやらお休み中だった模様。
そこを出て、松江南京まで歩く。結構な日差し。
松江南京まで歩いたのは、豚足のお店・冨覇王に行きたかったから。
ここも某情報番組で紹介されてて、レポーターの女優さんが大量の豚足を3分で平らげていたり、行った人のブログに「豚足の概念が変わる」と書かれていたのを見て、普段豚足があまり好きではない私も、ぜひ行ってみたかったのだ。
…と行ってみたら、お休み。
何ぃーー?!私がスマホにDLしたガイドには日曜休みと書いてあるのに…!!
(後で見た他のガイドには第2・最終月曜も休みと書いてあった。)
仕方ない、近くにいいお店は無いかな…とガイドを見て四平街市場へ。
四平街は商店街のような通り。はためく旗がかわいい。

その中にある、刀削麺の専門店・四平街番茹牛肉麺へ。ここはトマト入りが売りらしい。

刀削麺って一度食べてみたかったので、うれしい。
水餃子と、私はトマト入り牛肉麺をオーダー。

水餃子、プリプリしてておいしい!牛肉麺は乗ってるお肉がホロホロ軟らかくて大きくて、さっぱり味のスープと合ってておいしい。刀削麺はモッチリ。見た目よりボリュームあってお腹いっぱいになった。
台北車站に戻って、今度はMRTではなく、台湾鉄道で鶯歌(イングー)へ。
台北車站は吹き抜けのある大きい建物。

電車に乗る前に2階のフードコートに寄って豆花を食べた。
 
豆花とは、豆乳をすまし粉で固めたスイーツ。甘さ控えめのシロップの中に入っている。絹ごし豆腐のような、プリンのような食感。
温かいのと冷たいのがあって、小豆とかピーナッツとかタピオカなんかをトッピングして食べる。
私たちはもちろん、冷たいものをオーダー。氷入り。

手前が私のピーナッツ&ゼリー、奥が I ちゃんの小豆。
さてさて、おやつも食べたし、鶯歌へ。
こちらでもMRTカードが使えた。

最初に乗った電車は鶯歌の2つ前が終点だったので、乗り継いで、30分ほどで鶯歌に到着。


写真: I ちゃん
かわいい駅舎。

鶯歌は陶器の街。

駅から歩いて10分ほどのところに陶器通りがある。
途中の町並み。

映画のセットみたい。


街の至る所に、陶器の街ならではのものが。

案内板やベンチも陶器。
 
石碑。

道の両側に陶器ショップがズラリと並ぶ、趣きのある陶器通り。

陶器も高価なものから安価なものまで実に様々。
お店の中にわんこがいたり、割りと自由(笑)。
 
(台湾は放し飼いのわんこが町をうろうろしていることが多い)
そして陶器街は予想外に広かった。

ネットではお茶を飲めるようなところは無いようなことが書いてあったけど、ショップの並びにジューススタンドや喫茶店、屋台カーみたいなものもあって、ちょっと休めるようなところは結構あった。ただ、ガツンとした食事は出来なさそう。
かわいいお茶セットや急須も欲しかったけど、今回の目的はどんぶり。蕎麦やうどんに使えるような、割と大きめのもの。
最近、続けざまに沖縄や益子で買ったお気に入りの物を割ってしまったのだ。
I ちゃんにさんざん付き合ってもらって、日本で買えるようなデザイン、made in Japanは(もちろん)避け、あまりに安いものも避けて、蓮の模様の美しい、薄いグリーンのどんぶりを3つ買った。

大きからず、小さからず、ちょうどいい。
(これを根性で日本まで持ち帰ったのだ!)
一旦、ホテルに戻って荷物を置き、ホテル近くでちょこちょこ買い物したりしてから、MRTの芝山駅からタクシーで川湯温泉へ。
ここでちょっとしたトラブル発生。
なんと、ぼったくりタクシーにあってしまったのだ。
帰国後調べたら、頻度は低いものの、時折あることらしい。
駅前で拾ったタクシーの運ちゃん。何やら「メーター、メーター」と言って走り出す。メーターを倒さない。何が何やら分からない。
で、結局目的地には着いたのだが、運ちゃんは料金を「400元」と言った(台湾華語が少々理解できる I ちゃん談。後で調べたら通常料金の倍以上)。
高いと思った I ちゃんがすかさず「400元?!」と言ったが、運ちゃんは山道だし、ライトも使ったし、とジェスチャーで主張する。
こんなところで揉めて警察沙汰になっても困るしな…と、しぶしぶ支払った。こうやっておとなしく支払っちゃうから日本人はなめられるのだろうか。でも女2人だし、怖いしね。
ぼったくりタクシーに遭遇したのは台湾に何度も来ている I ちゃんでも初めてのことだったらしい。
こういう時は最初にメーターを倒さなかった時点でメーターを指さして「メーター!メーター!」と言うか、それでもダメならば、無理矢理降りるべき、と対策には書かれていた。
でも調べていくうちに最悪な事件に発展したことも過去にはあったと知り、倍払ったものの、全然違う場所に連れて行かれて身ぐるみはがされたりしなくてよかった、と思った。
高い勉強料(と言っても台湾のタクシーは安いので1480円ほどだが)を払ったと思って、こういうタクシードライバーはどこにでもいることを肝に銘じ、次回からは気をつけることにしよう。
確実なのは、ホテルや施設でタクシーを呼んでもらったり、タクシーを呼ぶアプリを使うことだそう。
また、流しのタクシーを拾っても、そうそうぼったくりには遭遇しない台湾ではあるが、汚かったり、中がゴチャゴチャしいているのは要注意だとか。
そういえば、そのタクシーは中をゴチャゴチャと飾り立てていた。
そんなハプニングがあって、ちょっとドヨーンとした私たちであったが(この日はなぜかwifiも全然通じなかったし)、とりあえず温泉、その前に腹ごなし!と中へ向かう。
川湯温泉は日本の建物を模しただけあって、本当に日本の温泉へ来たかのよう。
  
お風呂だけだと200元(約740円)だが、400元(約1480円)払って施設内のレストランでそれ以上の食事をすればお風呂代はタダになる。
(500元の食事なら、差額の100元を払う。でも支払ったのは差額より安かった。謎。)
そこで、鍋にしようかとも思ったけど、鍋は昨夜も食べたし、アラカルトを選ぶのもなんだか面倒…と一番安いコースと言うか、セットにした。

届いたとき、見た目でおいしそう~と思ったが、食べられたのは右上のお肉ぐらいで、あとはびっくりするくらい、おいしくなかった。普段残さず食べる主義の私でも、さすがに大部分を残してしまった。
デザートのフルーツもイマイチ。

後で聞けば、ここは鍋がおいしかったらしいのだ!ああ!鍋にしておけばよかった!残念!
言われてみれば、食事してた地元の人も皆、鍋を食べていたっけ…トホホ。
そんなことで再び、ドヨーンとした思いをかかえつつ、お風呂へ…。
でもお風呂は素晴らしかった!広くて程よい温かさの露天風呂。
台湾には水着で入る混浴タイプと、日本のように男女別の裸で入るタイプとがあるが、ここは後者。
夜空を仰ぎながら露天に入ったり、超が付くほど強烈なうたせ湯(強すぎてまっすぐ立っていられないし、背中が真っ赤になる・笑)を楽しんだり、ジャグジーで体をほぐしたりした。
十分お風呂を堪能して、帰りは受付にタクシーを呼んでもらって、そのままホテルまで。
ちょっと警戒気味に乗ったけど、施設が呼んだタクシーなので、きちんとしたタクシーであった。しかも23時過ぎに取るという+20元も請求しなかったし。レストランで浮いた分と合わせてこれでモヤモヤをチャラにしろって神様が言ってるのかしらん。
台北まで帰ってきて約200元。これならホテルから往復タクシーで行けばよかったね、と I ちゃんと苦笑い。
お風呂あがってノーメークで帰ってきたので、あとは寝るだけでラクチン。
12時過ぎに就寝。

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