スー・ブラックウェル『Dwelling -すみか-』展

インターネットでこの人の作品をひと目見た瞬間から、絶対に見たいと思っていた、スー・ブラックウェル『Dwelling -すみか-』展。
6月14日(日)で終わってしまうっっ!と慌てて13日(土)に行ってきた。

入場無料の上に写真撮影可なので激混みを覚悟していたけれど、そんなこともなく、ちょっと順番を待てばすぐに見ることが出来た。

スー・ブラックウェルはロンドン在住のアーティスト。 古い本の上に切ったページで作った森や動物や家などで本の世界観を表現している。

黒一色の暗い室内にハウス型の黒いブースが並んでいて、中に作品が飾られていた。 新作ばかり11点。まずは「絶対に生で見たい!」と心動かされた『野生の花 No.10』。

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う、う、美しいーーーー
思ってたより、ずっとずっと小さな作品。
細かいところまで本当に丁寧に作られている。

他にもすばらしい作品の数々。
写真では分かりづらいが、地形の高低差をページで表現していたり、小さなボートが浮いていたり。
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こちらではページで波を表現。
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どれもこれも繊細な仕事ぶりに驚く。
灯りのともった小さな小さな家に、更に小さい蔦がからまっていたり。

製作期間は2、3ヶ月、価格はゆうに9000ユーロ(125万円くらい)を超えるそうだが、はるばる中国やニューヨークから買いに来る人もいるそう。
ティム・バートン、ヘレナ・ボナム=カーター夫妻も彼女の作品のコレクターなのだとか。

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唯一無二ってこういうことだよなぁと溜め息が出る。
いつまでも、いつまでも、見ていたい作品だった。

 

 

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