今日は松屋の開店前から並んで『ゲゲゲ展』へ。
昨日、一昨日はものすごく並んだらしいので覚悟していたが、朝一だったこともあって展示作品を普通に見ることができたのでよかった。
チケット売り場や入口もかわいい↓
水木先生のマンガの原画はとても見応えがあった。
背景はものすごく緻密で写実的。反して人物はあっさり軽快(もちろん全部緻密なのもあるが)。キャラや不気味さ、構図の工夫も素晴らしい。
1本のGペンからこれほど奥深いモノクロの世界を編みだすなんて!
そのパワーと技術に恐れ入る。
展示も魅力的だったが、グッズ売り場も魅力的だった。
色々買い占めたい中、ぬりかべポーチを購入。
その後はG8ギャラリーへ。
『182人のイラストレーターが描く 新訳イソップ物語』展。
様々な解釈、技法、構図、画材に感心して見入る。心のこもった丁寧な作品は観る者の心に響くと実感。
唯一無二でなおかつブレが無いことがプロということなのだ。
それから根津に移動して、トニーさんの個展へ。
トニーさんは1月に行ったグループ展でお会いしたニュージーランド人のペーパークラフト作家の方。
こういう正統派なものも作っているんだけど↓
今回のテーマは「Skeleton、Toilet、Santa(ガイコツ、トイレ、サンタ)」ということで、ガイコツやら便器やらのペーパークラフト中心。
これも戦車と思いきや↓
裏返すと立派な便器に↓
完成までには何度も作り直すと言うし、とても丁寧に作られているから、根気と繊細さが必要な大変な作業だと思うけど、ご本人は実に肩の力の抜けた朗らかなお方。
「なぜこのテーマにしたの?」と聞いたら、「もともと全部別の展示テーマだったんだけど、それを全部一緒にしちゃった…」とのこと。
別々のテーマだとしてもそれをチョイスするセンスが面白いし、作品構成も面白い。
表参道駅へ移動。
ファンナーンギャラリーでミボタさんのグループ展・『絵本』展を拝見。
ミボタさんの絵本は色がキレイで動物がかわいくて、丁寧に塗られていて心がこもっていた。
他の方の作品もとても愛情深く作られているのが伝わってきた。
作品に向ける真摯な気持ち。とても大切で守るべきもの、と思う。
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